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最新公演情報

NPO法人劇空間夢幻工房 PLANNING STAGE vol.16


維新の彗星 ~信州の偉人 赤松小三郎~

維新の彗星 チラシ表    維新の彗星 チラシ裏
※チラシをクリックすると拡大したものが見られます。無断転載はしないでください。

舞台概要


夢幻工房巡回公演第2弾は
動乱の幕末
貧しさを乗り越えて
知恵と才能と熱き志で
日本の未来のために走り続けた男の物語

貧しい武家に生まれた男は
知恵と知識を磨き
信州の山奥から日本の中心に飛び立つ
幾度となく挫折を味わいながらも
誰もが平等に存在できる社会を目指し
坂本龍馬よりも早く議会制民主主義を唱え
攘夷派 VS 開国派の激化に対しては
「天幕一和」を唱え平和的解決をめざす
全ては日本の明るい未来のために
念ずれば花ひらくと信じて―

維新の影で彗星のごとく光を放つ
その男の名は 赤松小三郎―

皆様のご来場を心よりお待ちしております!!

 ※二幕  上演時間 3時間弱(休憩15分を含む)

【日時】
上田公演 2021年2月27日(土)17:00
2021年2月28日(日)14:00
飯山公演 2021年3月21日(日)13:30
長野公演 2021年3月27日(土)17:00
2021年3月28日(日)14:00
【会場】
上田公演 サントミューゼ 小ホール
住所:〒386-0025 長野県上田市天神3丁目15−15
(Googleマップで見る)

飯山公演 飯山市文化交流館なちゅら 大ホール
住所:〒389-2253 長野県飯山市飯山1370−1
(Googleマップで見る)

長野公演 松代文化ホール
住所:〒381-1231 長野県長野市松代町515番地−2
(Googleマップで見る)

【アクセス】
※会場名をクリックするとリンクへジャンプします
[上田市サントミューゼ]

[飯山市文化交流館なちゅら]

[長野市松代文化ホール]

【チケット料金】
上田・飯山公演 前売:一般自由席¥2,000/高校生以下¥1,000
当日券500円UP/日時指定あり/3歳以下入場不可
長野公演 前売:指定席¥3,000/一般自由席¥2,500/高校生以下¥1,000
当日券500円UP(指定席は当日券なし)/日時指定あり/3歳以下入場不可


【チケット予約】

公演チケットの発売は1/18午前10時から!!

チケット予約フォームはこちら!

【ご来場されるお客様へのお願い】
●マスクの着用をお願いいたします。
 3歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。
●ご入場時に非接触体温計によるお客様の体表面温度測定を実施させて頂きますのでご協力をお願いいたします。
 上記の検査過程で37.5度以上の発熱が確認された場合は、入場をご遠慮ください。
●咳や発熱など風邪に似た症状がある方、体調に不安がある方、2週間以内に感染拡大地域への往来がある方はご来場をお控えください。
●会場入り口にてアルコール消毒液による手指の消毒にご利用ください。
●列にお並びの際はソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
●入退場につきましても可能な限り間隔を空けていただきますようご協力ください。
●劇場内での会話はお控えくださいますようお願いいたします。
●体調が悪くなられた場合は、お近くのスタッフにお声がけください。
●その他「咳エチケット」へのご協力をお願いいたします。

【第16回 劇団本公演における新型コロナ感染症防止対策について】
維新の彗星 コロナ対策

【劇場へのお花のお届けについて】

本公演ではスタンド花・バルーンスタンドのお引き受け可能です。
テーブル数の関係でアレジメント花等をロビーに飾ることはできません。
楽屋花に関しては、キャストの楽屋にお届けいたします。

ご配送される場合は直接劇場までお送りください。

【配送受取日】
※後日更新します

【配送先】
※後日更新します

【スタンド引取日】
※後日更新します
【注意事項】
※お花の並び順に関しましては主催側にて決めさせて頂きます。予めご了承下さい。
 また、スペースに限りがありますので楽屋などに飾らせて頂く場合もございます。何卒ご了承下さい。

※必ずお宛名のキャスト名と送り主様名のご明記をお願いいたします。

※スタンド花、大きなアレンジメント花などは、必ず引取り回収が可能な花店にてお願いいたします。


【スタッフ】
原作 江宮 隆之 「龍馬の影 悲劇の志士・赤松小三郎」(河出書房新社)
脚本・演出 青木 由里 (日本演出者協会・日本劇作家協会会員)
作曲 夢幻音楽プロジェクト
音源製作 メンター
舞台・音響・照明 株式会社長野三光
仮面製作 ShiNya
映像製作 青木 賢治
映像オペレーション 滝澤 里香
衣装デザイン NPO法人劇空間夢幻工房
衣装縫製 北村 幸子・松本 奈巳・小林 優子・横内 やよい・高梨 いづみ・徳嵩 美奈子・上福 光子・ 中根 壽美子・出川 美由紀・滝澤千歳
大道具・小道具・広報 永正建築/NPO法人 劇空間 夢幻工房
制作 NPO法人劇空間夢幻工房

【キャスト】
<劇団員>
 青木 賢治/坂本 真由美/村松 沙理亜
<客演>
 清水 まなぶ(シンガーソングライター)
 松本 恭子(ことたま座) / 窪田 裕子(ことたま座)
 水嶋 義人(演劇集団真田CROSS-B)※上田公演のみ
 アンソニー(パフォーマー)※飯山・長野公演のみ
 島津則雄(夜間スクール銀杏座)

【生演奏】
バイオリン 牧 美花

【主催】
NPO法人 劇空間 夢幻工房


【共催】
上田公演 上田市・上田市教育委員会
飯山公演 飯山市・飯山市教育委員会

【後援】
長野県/長野県教育委員会/長野市/長野市教育委員会/須坂市/須坂市教育委員会/小布施町/小布施町教育委員会/信濃毎日新聞社/読売新聞長野支局/毎日新聞長野支局/朝日新聞長野総局/週刊長野新聞社/長野市民新聞社


【協力】
上田市立博物館/赤松小三郎顕彰会/ドリームコンシェル

【お問い合わせ】
NPO法人 劇空間 夢幻工房 事務局
TEL / FAX : 026-284-6430
E-mail : info@g-mugen.main.jp


企画趣旨

原作「龍馬の影」には、船中八策で有名な坂本龍馬氏と小三郎氏の人生が対比的に描かれ ている。中でも議会制民主主義を記載した建白書「御改正口上書」は、坂本龍馬氏が提出 した船中八策よりも先に幕府や薩摩藩に出したにもかかわらず、その存在を知る人は少な い。もし小三郎氏が暗殺されずに幕末を生き抜いていたならば、須坂藩の堀直虎公も自害 せずに済んだかもしれないし、戊辰戦争で多くの血を流さなくて済んだかもしれない。歴 史の影に隠れている本当の意味での維新の立役者・赤松小三郎氏の存在をもっと多くの方 に知っていただきたい。そして、「念ずれば花ひらく」と信じて、日本の未来のために真 摯に真面目にエネルギッシュに活動を展開し続けた小三郎氏の生き方は、どこか諦めムー ドが漂う現代人にとって学ぶべきところが多く、次世代を担う子どもたちにとっては良き お手本となることだろう。 幕末に生きた赤松小三郎氏を中心に、勝海舟、佐久間象山始め、小三郎氏が影響を受けた 師とのやり取りを描きつつ、幕末の背景や建白書の内容をお客様にわかりやすくご紹介し ながら、現代と江戸時代を対比させながら創作していく。 バイオリンの生演奏と役者のコラボにようる奇想天外の夢幻流パラレルワールドで舞台空 間を創出。身体と声を駆使した演出、最小限の小道具を使用して複数役を演じ分ける役者 の演技も見どころの一つ。またこの作品を大勢の子どもたちが観劇できるようチケット料 金を低価格に設定。そして、地元で活躍中の役者をお招きして、鮮度のあるステージを目 指します。 政治の汚職が蔓延する今、もう一度、議会制民主主義が日本に生まれた背景を知り、人間 が人間らしく生きる意味と本当の幸せとは何かを投げかける感動作として提出してまいり ます。

あらすじ

上田市出身で大学4年の清治、飛鳥、潤太郎は、幼馴染みで天文マニア。帰省中の3人は、しし座流星群の火球が目撃可能というニュースを見て、月窓寺で待ち合わせる。このお寺には「赤松小三郎 遺髪の墓」がある。
3人は高校3年の時、選挙制度改正により18歳で投票を体験。大学に進学後、教師を目指す飛鳥は政治に関心があるが、清治と潤太郎は関心なし。歴女でもある飛鳥は卒論「日本で初めて議会政治を唱えた信州の偉人 赤松小三郎」を執筆中。
清治が生まれた日、流星群の火球が上空を通過。以来、火球が通過すると不思議な夢を見るようになった。大学で天文学を学ぶが、自分の進路を決めきれず悶々と悩む日々。
月窓寺で火球を見た清治は、不思議な夢どころかナント!幕末にタイムスリップしてしまう。そして自覚がないまま上田藩士・赤松小三郎(※)の人生を体験することになり・・・

信州上田藩の貧しい武家に生まれた赤松小三郎は、幼少期から算盤と数学が大好き、凧づくりが得意で、太郎山の向こうの世界に思いを馳せていた。
成績優秀で学問好きな小三郎は、上田藩の許可を得て江戸に留学。内田弥太郎の「マテマティカ塾」に入塾するが、黒船来航に衝撃を受け、欧米の語学や技術を貪るように学ぶ。上田藩主の松平忠固、勝海舟、佐久間象山や外国人との出会いが小三郎の運命を変えていく。鎖国から開国に転じた日本は、尊王攘夷VS公武合体、佐幕VS倒幕の争いが激化し、徳川幕府は崩壊の道を突き進む。平和的解決を目指す小三郎は「天幕一和」を唱え、議会政治による国民国家を目指して、戦争回避の道を模索し懸命に奔走する。そして―

現代の若者は、小三郎の志を受け継ぐことができるのかー

※赤松小三郎(幼名:芦田清次郎)
1831年4月4日 上田城下に上田藩士・芦田勘兵衛の次男として誕生。幼名・清次郎。
    藩校の明倫堂に学び、竹内善吾の高弟植村重遠に師事する。
1848年 江戸に遊学。数学者・内田弥太郎の「マテマティカ塾」に入門。
1852年 西洋兵学者の下曽根信敦に入門。
1854年 赤松家の養子となる。
1855年 勝海舟に入門し、勝の従者として長崎海軍伝習所へ。
    オランダ人より語学、航海、測量、騎兵学等を学ぶ。
1858年 オランダの兵書『矢ごろのかね 小銃彀率』を翻訳し出版。
1859年4月 長崎海軍伝習所閉鎖。江戸に戻る。咸臨丸への乗船を希望するも、選ばれず。
1860年3月、養父・赤松弘が病没。赤松家を相続。
1861年10月 小三郎に改名
1862年 上田藩の調練調方御用掛となる。
1863年 上田で砲術道具製作御掛となる。
1864年9月 第一次長州征伐。公務で江戸へ。
   11月 横浜に駐屯するイギリス騎兵士官・アプリン大尉より騎兵術、英語を学ぶ。
1865年4月 第二次長州征伐。大阪へ。英国陸軍の兵書の翻訳を進める。
1866年3月 『英国歩兵練法』を翻訳、出版。
   8月 幕府に建白書提出。
   9月 藩主の松平忠礼に身分制度撤廃と言論活動の自由を求める建白書を提出。
   10月 薩摩藩から英国兵学教官としてスカウトされ、京都の薩摩藩邸で開塾。
   11月 幕府より開成所教官兼海陸軍兵書取調役の依頼。
   12月 上田藩は小三郎が必要な人物であるとし幕府の申し入れを断る。
1867年 薩摩藩の依頼で『英国歩兵練法』を改訂。新訳で出版。
   5月 前福井藩主の松平春嶽・薩摩藩主の島津久光・幕府に建白書を提出。
   9月3日 上田藩に帰国の途上暗殺される。享年36歳。
    京都黒谷の金戒光明寺に葬られる。
    薩摩藩主・島津公より弔意金300両が贈られる。
    上田城下鍛冶町の月窓寺に遺髪の墓を建てる。
1906年 日本陸軍の3将軍(伊東祐亨、東郷平八郎、上村彦之丞)が霊位に弔祭料を贈る。
1924年 従五位が贈られる。

【参考文献】
『龍馬の影 悲劇の志士・赤松小三郎』江宮隆之/河出書房新社
『赤松小三郎先生 現代語訳版』赤松小三郎顕彰会 編
『赤松小三郎実録』(創立10周年記念誌)赤松小三郎顕彰会
『赤松小三郎ともう一つの明治維新』関良基/作品社
『木町に生まれた幕末の先覚者 赤松小三郎』赤松小三郎木町顕彰会
『松平忠固・赤松小三郎 ー上田にみる近代の夜明けー』上田市立博物館
『赤松小三郎 松平忠厚 ―維新変革前後 異才二人の生涯ー』上田市立博物館
『維新の信州人』信濃毎日新聞社編
『埋もれた歴史』東郷えりか/パレード
『幕末の明星 佐久間象山』童門冬二/講談社文庫
『評伝 佐久間象山』上・下 松本健一/中公叢書
『誇り高きサムライ・テクノクラート 佐久間象山』古川薫/小峰書店
『小説 佐久間象山 杏花爛漫』上・下 井出孫六/朝日新聞社
『我ニ救国ノ策アリ 佐久間象山向天記』仁木英之/幻冬舎
『薩摩の密偵 桐野利秋「人斬り半次郎」の真実』桐野作人/NHK出版新書
『言語四緑』齋藤 孝/ウェッジ
『長野(第316号)』長野郷土史研究会




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