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Angle〜鉄扉北緯36°17’〜
※チラシをクリックすると拡大したものが見られます。
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舞台写真は【コチラ】から(2000〜2003年舞台写真)
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遥かなる明日という時間。雪が降り積もる季節。ある山深い別荘地。別荘の名前は百花山荘。
あらすじ
物質至上主義が台頭し、人間として最も大切な何かが忘れ去られていると思われる時代。
そんな資本主義社会に対して、真の人民の人民による人民のための社会を、自らの手で勝ち取ろうと立ち上がった"紅蓮(ぐれん)共闘軍"の若き革命戦士たち。
彼らは、学生・労働運動から社会主義革命運動へと進み、権力に闘いを挑むために、銃を軸にした殲滅(せんめつ)戦(殺すか殺されるかの命を賭する戦い)を掲げ、武装闘争を繰り広げていた。紅蓮共闘軍は、革命戦士としての大いなる飛躍を目指し、紅蓮軍と革命共闘が連合して誕生。世直しのための革命という崇高な旗を高く掲げた紅蓮共闘軍ではあったが、テロリスト的行為の為に、それを阻止しようとする警察に追い込まれてしまう。
そして、山深い別荘地に佇む"百花山荘"に逃げ込んだ彼らが選んだ道は、破滅への道だった――
今回の芝居は、"紅蓮共闘軍"のメンバーが警察に追い込まれ、人質をとり立て篭もることとなった"百花山荘"を舞台に進んでいく。
見どころ
この芝居は、1972年2月19日、日本の国民を震撼させた連合赤軍による≪浅間山荘事件≫を題材に、本質と思われるところを抽出して創作したフィクションである。
2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件に、私たちは多くの疑問を抱いた。
彼らの目指す革命とは何か、本当の平和とは何か…人は、誰もが平和を願い、愛を必要としている。
しかし現実には、至る所で戦争があり憎しみが溢れている…この浅間山荘事件を深く掘り下げ探究する中で、何かが、今私たちが忘れている何かが見つけられるのではないかと考えた。
12名もの同志リンチ殺人という許し難い過ちを犯した彼らも、モンスターではなく一人の人間であった。
そのメンバーの中の一人に焦点を当て、彼が何を思い、何を考えたのかをクローズアップすることで、本質を探り出そうと試みた作品である。
また、多くの書籍をむさぼり、更に、事件に直接関わった方の取材を重ねる中で、想像が確信に変化して生み出された作品でもある。(執筆上特に甚大なご協力を頂いたのは、事件被告人の親友で『氷の城―連合赤軍事件・吉野雅邦ノート』著作者の大泉康雄氏、当時長野県警警備第二課長で『連合赤軍「あさま山荘事件」の真実』著作者の北原薫氏である)
現実・回想・精神世界の錯綜した三層構造を、役者と十三弦・十七弦(琴)生演奏とのセッションにより、時に激しく時に悲しく、そして笑いも交えながら、夢幻的虚構世界を感動的に創造していく。
キャスト紹介
橋詰孝博 宮崎ゆかり 本間美穂子 小山英里 吉田長子 橋詰信子 戸谷政道 青木由里 藤澤大介(友情出演)
演奏者紹介
箏 藤岡久美子
スタッフ紹介
作・演出 青木由里/音楽 園田容子/衣装 北村幸子/パタンナー 小池克子/大道具 和田光象
音響・照明 長野舞台/小道具等 劇空間夢幻工房/写真撮影 藤澤正嗣/制作 和田裕美子
後援
長野市教育委員会・SBC信越放送・株式会社長野放送・式会社テレビ信州・長野朝日放送株式会社
NHK長野放送局・INC長野ケーブルテレビ・信濃毎日新聞社・朝日新聞社・週刊長野新聞社・FM長野
FMぜんこうじ
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