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百々眼 ~スパイラル~

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百々眼/チラシ表 百々眼/チラシ裏

舞台写真は【 コチラ 】から

舞台背景

ここは、九十九国(つくものくに)。百代継がれた王家の血脈を誇りにしている国。

過去から未来を見ることができる百々眼(どどめ)を手に入れ、百代目国王となったケガレ(最下層)生まれの白は、
未来の静止画像を見て危うそうな事柄に対しては、事前に手を打つため、庶民の間では「九十九の天上人」と呼ばれるようになっている。
いずれ暴動を起こしかねないケガレという最下層の人間たちは、先代九十九王の時代に戦争で富国に勝利し、手に入れた金山に、
出稼ぎ労働者として派遣して庶民と同等の生活が出来るような政策をとる。ケガレ生まれの両親と死に別れた子どもたちに対しては、
国が援助し教育を与えているため、民は大変慈悲深い王だと思い込んでいるが、白の目的は自分に忠臣を誓う配下に育てることだった。

九十九国は、二十年前に富国との戦争に勝利し、富国の金山から金を採掘。物質的に潤っていた。
しかし、富国との間には海があり、採掘された金は海をわたって九十九国に運ばれるのだが、この西の海には、海賊が入れ替わり立ち替わり出没し、大切な金を横取りされることも稀ではなかった。
白王は一つの海賊を退治してもまた別の海賊が現れることを予見し、海上治安のために、魁斗(カイト)が率いる「蒼き海賊」という海賊団に私掠(しりゃく)勅許状(ちょっきょじょう)を与え、
海上治安を依頼するが、国の船以外の船舶への略奪行為には目をつぶっている。

一方、白は、人知れぬ裏側で、自分の行く末を阻む者を害虫と呼び、次々に暗殺。諜報活動員としてケガレ生まれの喜留(きる)を雇い、情報収集に努める傍ら、多額の報酬を与え暗殺もやらせている。
白と鏡華の間に生まれた一人娘華蓮(かれん)は、母の死の真相も知らず、父の本性も知らず、先代九十九王のお傍付きで白に忠誠を誓っている乙葉に育てられ、
時々訪れる父に対しては尊敬の念を抱き、自然を愛する素直で優しい直感の優れた女性に成長していた。

5月劇団本公演「百々眼〜カオス〜」の続編です♪
一作観ても面白い 二作観ると より面白い♪♪
どうぞ お見逃しなく!!

第1話 百々眼〜カオス〜 あらすじ

ケガレ(最下層)生まれの白(はく)は、幼少期から差別を受け、お人好しの両親のおかげで泥水をすすって生きてきた。
白は、戦争で一旗揚げようと兵士になったが、戦場は喰うか喰われるかの生き地獄だった。
帰国した白は、戦場で知り合った弟分ゴンと共に「喰われる前に喰っちまえ」と、親子心中から救った子持ち戦争未亡人たちを集め盗賊団を結成し、百鬼山の山奥に根城を構えた。

一方、王との確執で城を飛び出した王家の血脈を継ぐ鏡華(きょうか)は、百鬼山で行き倒れているところを白に発見される。
行く宛のない鏡華は、白に誘われるまま盗賊団の根城に居候。お互いの素性を知らぬまま二人の距離は近くなり、やがて恋心を抱き始める。
その頃、生活苦の民の間では時を告げし者「那阿鼻(なあび)」の人気が急上昇。那阿鼻が過去から未来を見ることができる百々眼(どどめ)の持ち主かもしれないと思った白は、
那阿鼻を尋ね、彼が百々眼であることに確信を持つ。百々眼は、生きている百々眼の眼を喰らった者だけが受け継げる。
権力を手にしたい白は、百々眼の力を我がものにすべく那阿鼻を襲うが、抵抗に遭い、喰らったのは片目のみ。
手にしたのは不完全な百々眼だが、その力により、鏡華が王家の姫であることを知る。
白は、王族になることを目論見、鏡華の心を掴んでいく。

やがて、王が危篤であることがわかり、鏡華は白に付き添われ城に戻るが、間もなく王は息を引き取る。
鏡華は家臣を説得して白と結婚。白は九十九国百代目の王となり、見事な采配を振るって家臣や民の信頼を勝ち取る。
愛する白との間に一人娘「華蓮(かれん)」を授かった鏡華だが、王の日記を読み、横暴だと思っていた父親の心の内を知り、何も知らずに父を罵っていた自分を責め始める。
「知らなかったんだから仕方ないだろう」という白の声も耳に届かず、自らを責め続け正常さを失っていく鏡華。
狂人と化していく鏡華を、自分の行く末を阻む邪魔な人間としか思えなくなった白は、自らの手で殺害。
そして、鏡華の死を百鬼山に住む鬼の仕業だと家臣や民に信じさせ、かつての盗賊仲間を犯人に仕立て皆殺しにするが、一人だけ生き残った少年がいた…
それから二十年の時が過ぎて、舞台は幕が開く―

なぜ 人は争い 殺し合うのか?
なぜ 人は “鬼”と化すのか?
憎しみのスパイラルは断ち切れるのか!

現代に取り巻く問題を見据えて創造する夢幻流パラレルワールドは、ダンスあり 歌あり 演奏ありのパワフルエンターテイメント!!
演奏隊・声楽隊・ダンサーと役者陣のコラボ!
どうぞ お見逃しなく!!

キャスト紹介

塚田健太郎 青木由里 坂本真由美 金枝弘子

鈴木一衣 坂西佑香 町田尚規 村松沙理亜 小林英樹 小林奈津子 牧美花 佐藤真衣 佛円結希
小林ひかり 宮内友也 石田美優 菊池侑希

前田奈美甫 唐木里織 丸山知子

永高英雄(劇団ザ?猿ロマン) ちんてんめい(劇団ザ?猿ロマン) 乃宮ヒロ(up↑up↑7) 妃沙姫(up↑up↑7)

青木賢治 飯田絵麻 出野悠大 上野葉子 小田切桂一 笠原のあ 木賀智美 北山実優 久保田夏実 小嶋あけ美
小林未来 小林美帆 清水沙緒理 月岡俊 伝田里香 富井沙里 中村陽香 西山典伸 西山はる 藤澤杏奈
古畑美貴 古畑吉規 牧初菜 松下まぐ 水谷優七 宮�歩美 宮本真里

スタッフ紹介

作・演出:青木由里 監修:和田喜夫 作曲:森雄太 ダンス指導:鈴木一衣 ブルーニャ振付:青木淳一
衣装:北村幸子 照明・音響:株式会社長野三光 広報物印刷:第一印刷株式会社
大道具・小道具・広報:劇空間夢幻工房 制作:金枝弘子

《演奏隊》
十七弦:八木久美子 笛:後藤剛史 パーカッション:宮澤康雄 シンセサイザー:森雄太 ヴァイオリン:牧美花

《声楽隊》
森雄太 須田直之 光延聖子 中野珠美 海瀬理菜 金田渚

《ダンサー》
前田奈美甫 唐木里織 丸山知子

助成

芸術文化振興基金助成事業 長野市芸術文化振興事業助成金対象事業

後援

長野県教育委員会/長野市教育委員会/信濃毎日新聞社/毎日新聞支局/朝日新聞長野総局/読売新聞長野支局
週刊長野新聞社/長野市民新聞社/SBC信越放送/NBS長野放送/株式会社テレビ信州/abn長野朝日放送
INC長野ケーブルテレビ/FM長野/FMぜんこうじ

NAGANO open-air THEATER2010 出演者たち
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